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FBでの行方不明情報について考えたこと (地球と調和して生きる ふたこわたるのブログ)

数日前、Facebookで行方不明者捜索/情報提供のお願いがすごい勢いで出回っていました。

記事をそのまま信じるなら寒い地方での出来事だし、無事であるといいなあと思いつつ、ちょっと気持ち悪さも感じていました。

Facebook(以下FB)にはシェアといって、その情報を自分経由で自分とつながっている人に見てもらう機能があります。僕が書いた事を、A さんがシェアしたら、僕と直接繋がりがある人だけでなく、Aさんと繋がるのある人みんながそれを閲覧できるようになります。ツイッターでいうところのリツイートのような機能。

そうしてある個人の行方不明情報が次々とシェアされ、何人もの友人経由で僕はその情報を目にすることになりました。

その後、その情報は実は嫌がらせだったという説が現われ、いや本物だという説が現れ
僕は自分が当初感じていた気持ち悪さを自分なりに理解しました。

これは僕がずっと考えてきたテーマと実は直結していたのだということがよくわかったので、もう少し書いてみる事にします。

****

この一連の出来事は、僕には松本サリン事件を連想させるのです。

僕にとってそれは、マスコミがその巨大なパワーを使って河野さんという個人の人生を破壊し、それに見合うような補償らしい補償を何もしなかったという事件。

松本サリン事件ではそのパワーの主体はマスコミ各社、あるいはその責任者だと言えるでしょう。そのパワーの行使によって、誰かの人権が蹂躙されるようなことがあれば、本来その責任者が罰せられるのが健全な社会だと思う。そうはならなかったけど。

でもそのことは今回は深入りせずにおいておきます。

さてFBはツイッターなどと同様、今では新しい巨大メディアであって、相当なパワーを持っています。

そしてそのパワーの主体は、僕らユーザー一人一人です。情報発信している一人一人。そして僕らは容易にその主体性と責任についての意識を置き去りにし得ます。僕自身もそう。

そうした自覚の欠如が悪く結実するなら、松本サリン事件の時にマスコミが行なったような暴力に、僕ら自身が加担してしまうことになる。そういう使われ方をしたパワーは暴力と呼ぶにふさわしい。その暴力を膨らますのは僕ら一人一人。

僕は自分がそこに加担してしまうのが怖いのでした。
あるいはそんなふうに膨れ上がった力が僕に向くかもしれないと思うと、それも怖い。

そういう、意識的な選択の伴わない大きな力の行使というものが怖いです。

今の僕はそうした可能性を踏まえた上で、「そうなっちゃったらそうなっちゃったでしょうがないじゃん」とは、到底言えないのです。

「父なる神よ、彼らは自分たちが何をしているのか分かっていないのです。どうかそのことで罰されることのないように。」なんてまだちょっと言えないのでした。

*****

シェアしている人たちに悪意はないでしょう。まったくそう思うし、だから彼らを責める気持ちになっているわけでもない。責められているように聞こえていたらごめんなさい。

事態が発展してから、「デマを流し始めた人が悪い。自分はそんなつもりではなかった。だまされた。人の善意を踏みにじるようなことをして許せない。」なんて怒る事もできるかもしれません。

もうちょっと昔の僕だったらそんなふうに怒ったかもしれません。実際そういうものを許せない気持ちが強かった。

でも今の僕が怒るとするなら、自分自身のハートを裏切るような自分の不用意さに対してです。そうしたパワーを無自覚に行使することで、暴力として発動させてしまう不用意さ。そうすることを許したのは僕自身の意識の隙だと今は思う。

僕自身が十分慎重で十分意識的であれば、そんな暴力に加担させられないで済む。つまり僕の側の問題。
そんなわけで、僕はこうしたパワーの使い方には極力自覚的でありたいと願ってます。



例えばそれは、自分が直接確かめた情報や信頼できる人づてにたどれる情報以外について不用意に拡散しないというのもその一つです。自分で責任持てることだけ発信すると。

でも情報の中には当然真実のものもあるだろうし、僕がその情報を拡散したら誰かの命が助かるかもしれない。そういう可能性だってある。

だからせいぜい僕はよく吟味して自覚的に選択するということを大切にするしかない。
そして自覚的に行使した(しなかった)パワーの結果については、甘んじて受け入れることだできたらいいなと願っているのでした。

そのとき僕は、自分自身の人生やはーとに真に責任を持っていることになるんじゃないかなと、今の僕はそう感じるのですけどどうでしょう。

そしてこれは僕の個人的な信仰のようなものですが、一人一人がほんとうに意識的に選択するなら悪いことにはならない、とも僕は思っています。

というか、一人一人が自分の手に負える範囲で自分らしい選択を日々積み重ねたら、それだけで世界はものすごく素敵な場所になる、そういう力を誰しもが持っている、と深く信じているのでした。






*****

今回いろいろ考えをまとめることができてとてもいい経験になって、そのことには感謝の気持ちもあります。それもあってあらためて今回の件について自分で真偽を確かめて、ほんとうなら情報の拡散を手伝おうかなと思いました。

電話番号とかは手元に残っていなかったので改めてネットで調べました。

そうしたら、

当該の学校では真偽確認の電話がなりやまず、業務に支障が出ています。警察も動いているので重要情報以外では連絡をとらないでください。

というような情報を見かけてしまった。

これ自体ほんとかどうかわからないのですが、また壁に直面しました。
そこで今は、なんというかわかった気にならないこと、すっきりしないままこの件を抱えること、を選択することにしました。

まだ僕は当面このテーマを卒業できなさそうです。




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