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カウンセリングで「寄り添う」ためにはどうしますか?

前の記事「この病気になった人にしかわからない」の落とし穴のつづき。

みなさんからの反響に触発されたことにも適宜触れながらいきます。

さて前の記事は

> カウンセリング中に、クライエントさんの気持ちを理解しようと思ったら、あるいは、その人の体験に寄り添おうと思ったら、どうしたらいいと思いますか?

という問いで終わっていました。

 どうしたらいいでしょうね。
 
 なんというか、状況によってかなり違ってくるので、これも唯一の正解なんてないのだと思うのですけれど、それはわかった上で書いてみようと思います。
 

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 「きっと人は、分かった!と思った時点で分かり続けようとする作業をとめてしまう。共感とは、分かり続けようとし続ける姿勢として、価値があることなんでしょうね。 」という素敵なコメントをいただきました。僕もそう思います。

 究極は全体を見渡して、ただそこにいる。
 河合隼雄先生がカウンセラーの仕事について、常々いっていたのは「カウンセラーは何もしないということをするのが仕事」だということです。
 
 僕らは普段、困っている人を見ると自分の意見を言いたくなったり、なんとかしようとしてしまいます。でもそれは、なんというか誰でもやってくれることで、わざわざカウンセラーがやらなくてもいい場合も多い。

 でも、なんとかするということを一緒にやるのが、いい支援になる場合もある。
 なんてなことを考えると、
これはなかなか相当、奥深い話だと思うのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 僕がカウンセリング中に常に意識していることの一つは、「今僕は、寄り添おうとしているのか、ずれようとしているのか」ということです。「ずれてるかあってるか」ではなくて。
 
 これを神田橋條治先生は「抱えと揺さぶり」といういい方をしますが、難しい状況であるほど、抱えと揺さぶりが精妙なバランスをとっている必要があると僕は思うのです。
 
 抱えられることによって安全を確保できるけれど、それ自体は新たな発見をもたらさない。安全を確保するというのは、探求のためのスペースを確保するということであって、それ以上ではないです。長い時間をかければ、それでもその人の内なる智慧や自己治癒力が発動していくだろうけれど、「もし安全が確保できているなら」その先のプロセスを手伝うことがカウンセラーの仕事だと僕は思います。

 一昔前にロジャーズ的な傾聴カウンセリングが「うんうん、って聴いてるだけじゃ何も進まない!」みたいな批判を浴びたのは、こういうところなのでしょう。

 だから(抱えたり寄り添ったりするのは、極めようと思ったらそれ自体とても深い世界がありますが)、抱えるだけ、寄り添うだけでは対応できる場面が限られてしまうというのも事実だと思います。その両方を意識的に使い分けられると、その分支援の幅は広がる。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 
 まあでも今回は、抱える、寄り添うという方にフォーカスを当てます。理解したり、寄り添うにはどうしたらいいかというのが元の問いでした。
 
 読者の方からも、あるいは僕のカウンセリングを受けている方からもコメントいただいたのですが、僕が大切にしているのは「あなたはそう思っているのね」というスタンス。これってある意味、ありのままに肯定することの実践だと僕は思っています。
 
 「僕は共感はできないけれど、あなたがそう思っているというところまではわかったよ。」カウンセリングに限らず、互いを尊重するというのはこういうことかもしれません。
 
 こう言えるには、「相手はこう思っているんだ」という理解がかなりの程度できていることが前提になります。

 だから手順としてはその前に、相手が何を体験し、何を思い、何を感じているのかを知る作業があるはずです。それもかなり具体的に知る作業。そして、その作業こそが相手に寄り添うということの実践の大きな部分ではないかと今の僕は思うのですがどうでしょう。
  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 もう少し詳しく書きます。
 
 「私はこの前、Xさんに無視されたのよ!!!」っていう人がいたとする。この時点では、この文が意味していることはかなり曖昧です。

 でもよくよく聴いていくと例えば、「私は3日前にXさんにメールを書いたんだけれど、3日経った現時点ではそれに対する返事はない。私はXさんとの関係を大切に思っていて、この出来事はなんだかその気持ちを軽んじられた気がして、腹が立つ」だったらカウンセラーの想像力でかなり具体的にクライエントさんの体験を追うことが可能になります。

 この時点で、カウンセラー側の理解を伝えてみてもいいかもしれません。こういう出来事があって、こんな風な体験をしたんですね、そういう理解であってますか?と。それがだいたいあっていれば、「そうそう、そうなんです」というような答が返ってくるはずですし、ちょっと違うようだったら違うなりの反応が返ってくるので、そのときはさらに理解すべく聴いてみたらいいと思います。

 大事に思っている相手から軽んじられた「としたら」、腹が立つのもわかるよな、と思えるだろうし、「そうだとしたら、それは腹が立つのはわかる気がします」とかいうこともできるでしょう。ここまでが寄り添うという部分。
 ここまでくると、もしかすると「あなたはそう思っているのね」よりも先に進めたかもしれないくらいの地点。

 一方で、「(う~ん、それは無視されたっていうのかな)」なんてこともカウンセラーは考えるかもしれません。
 そこで「でもそれは無視されたとは限らないでしょう?あなたの思い込みでは?」なんて言ってもいいけれど、それはプロの技術としてはつたないと思います。じゃあどうしたらいいか、ここから先はまた別の話なので、別の機会に。
 
 今回のポイントは、自分も追体験できるくらいに具体的に情報を集めていくことは「理解する」「寄り添う」ことの一つの要ではないかということ。そしてそれは、理解し寄り添うプロセスであると同時に、思い込みだったり何かおかしなことが起こっている現場を一緒に発見していくプロセスでもあるわけです。
 
 体験の全体に意識の光を当てていくこと自体が、理解し寄り添うプロセスでもあり、内なる智慧の発動につながるプロセスでもある。
 
 
 みなさんはどう思いますか。
 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 以下ちょっと蛇足です。
 
 そのために僕にとって有効ことの一つとして、かなり切り口の違う話ですが、自分の性格タイプについて知ることがありました。僕はユングでいう内向直観、エニアグラムでいうタイプ4です。このタイプは直観的に全体像や本質を掴むのは得意ですが、具体的な情報には注意が届きにくい。そのことをしっかり自覚するだけで違ってきたように思います。
 

地球に幸せを広めるカウンセラー養成講座 
第4期 2013年4月より ただいま受講生募集中
http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-363.html



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風使いの小屋 今後の予定

・2011年3月21日(月・祝) ネイティブアメリカンワークショップ in 三浦
 貴重な生態系が保全されている小網代の森で生きる力を取り戻しましょう!
http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-261.html

・2011年4月3日(日)
 風使いの小屋の予定ではありませんが、所属するアマチュアオーケストラ
 アイノラ交響楽団第8回定期演奏会
 http://www.ainola.jp/
 シベリウス作曲交響曲第2番ほか。
 チケット安くお譲りできます。

・2011年4月頃
 ・コミュニケーションミニセミナー&カウンセラー養成講座説明会
 ・ネイティブアメリカンの世界観に触れる ショートセミナー

・2011年5月頃 幸せな社会を作る対話の会 with 天野敦之さん
 この大変化の時代を大きなチャレンジと受け止め、取り組む仲間と出会いませんか?
前回分)http://ameblo.jp/amanoatsushi/entry-10711306362.html

・2011年6月18日~21日 知床、釧路を巡るセミナーツアー

・5月くらいから 地球に幸せを広めるカウンセラー養成講座(仮)
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