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「この病気になった人にしかわからない」の落とし穴

世の中にはよく、「この気持ちは、この病気になった人にしかわからない」「親になってみないとわからない」など、「それを体験した人にしかわからない」といういい方があります。
 
 それは日常会話で交わされる分には、「まあそうかもね」と思っておいてほとんど問題ないと思いますが、カウンセラーという人種にとっては要注意の表現です。なぜならば、カウンセリングにおいて、共感的理解というのは重要なファクターだからです。

「カウンセリングがうまくいくとき、そこで働いている要因はなにか」
 http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-264.html
 
 で述べたように、「いかにクライエントさんと良好な関係を結べるか」 という2番目に重要な要因は、共感とおおいに関係があります。共感なしに良好な関係を築けるかというと、共感があって築くほどにはうまくいかないはずですよね。
 
 そして「それを体験した人にしかわからない」というのが、そのままほんとうだとしたら、犯罪者のカウンセリングは犯罪者にしかできない、みたいなおかしな事態になってしまいます。
 
 というわけで「この気持ちは、この病気になった人にしかわからない。」という、よく聞くセリフについて改めて考えてみましょう。これはどういう意味でほんとうで、どういう意味でほんとうではないと思いますか?
 

 視点を少し変えてみましょう。「この気持ちは、この病気になった人にしかわからない。」といった人は、何を根拠に言っていると思いますか?

 そう。その人自身の体験です。
 
 なので、この文が意味することは、もうちょっと厳密ないい方をするなら、
 
 「私はこの病気になるまで、こういう気持ちはわからなかった」
 「私はこの病気になってはじめて、こういう気持ちがわかった」
 
 ということではないでしょうか。
 念のために本人に確認してみたらなおいいかもしれません。
 
 「あなたはこの病気になって、はじめて今みたいな気持ちがわかったんですね」って。

 ここまでOKでしょうか。
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 

 そしてさらにいうと、「この気持ちは、この病気になった人にしかわからない。」というセリフは、「この病気になった人には、この気持ちがわかる」という含意があります。
 
 それはほんとう?
 
 そんなことはないです。ある出来事に出会ったときに、どういう気持ちを抱くかは人によって全然違います。だから一発で相手の気持ちをわかるなんてことは、基本的にはできません。あなたは全然私の気持ちをわかってくれない、といわれても、動揺しなくていいです。それはある意味当たり前。

 ここからがとても重要なのですが、僕はこう思うのです。
 
 カウンセラーは、相手の気持ちをわかることだけが大事なのではなくて、「安易にわかった気にならないこと」がとても大切なのだと。

 そうじゃないですか?


 「あなたのその気持ち、僕はよくわかります」みたいなメッセージは、僕はカウンセリング中にはまず発しません。だってわかってないかもしれないもん。
 
 それでも寄り添うということはできるのです。
 というか、わかっていないという自覚に基づいてこそ、寄り添うことができるのではないでしょうか。
 
 カウンセリング中に、クライエントさんの気持ちを理解しようと思ったら、あるいは、その人の体験に寄り添おうと思ったら、どうしたらいいと思いますか?
 
 長くなってきたので、続きは次回。


地球に幸せを広めるカウンセラー養成講座 
第4期 2013年4月より
http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-363.html


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
風使いの小屋 今後の予定

・2011年3月21日(月・祝) ネイティブアメリカンワークショップ in 三浦
 貴重な生態系が保全されている小網代の森で生きる力を取り戻しましょう!
http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-261.html

・2011年4月3日(日)
 風使いの小屋の予定ではありませんが、所属するアマチュアオーケストラ
 アイノラ交響楽団第8回定期演奏会
 http://www.ainola.jp/
 シベリウス作曲交響曲第2番ほか。
 チケット安くお譲りできます。

・2011年4月頃
 ・コミュニケーションミニセミナー&カウンセラー養成講座説明会
 ・ネイティブアメリカンの世界観に触れる ショートセミナー

・2011年5月頃 幸せな社会を作る対話の会 with 天野敦之さん
 この大変化の時代を大きなチャレンジと受け止め、取り組む仲間と出会いませんか?
前回分)http://ameblo.jp/amanoatsushi/entry-10711306362.html

・2011年6月18日~21日 知床、釧路を巡るセミナーツアー

・5月くらいから 幸せを広めるカウンセラー養成講座(仮)
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この記事のコメント

はじめてコメントいたします。
世の中にはたくさんの人が病気や怪我で困っていますよね。
そんな方々に物理的にも精神的にも、手助けできることはないかと日々模索しています。
私は肝臓移植や腎臓移植などの臓器移植について勉強中です。
少しでも多くの人たちを助けらればと考え、微力ながらも行動しています。
こちらのサイトは参考になり大変助かりました。
ありがとうございました。
2011-04-01 Fri 16:31 | URL | 肝臓移植について #0pwmeXws[ 内容変更] | top↑
身に覚えがあります。つれが悩んでいるときに、彼女の気持ちがわからないから寄り添うのがしんどいと以前は思っていたんですが、ある時期から、そうじゃない、わかんなくてもいいから寄り添ってればいいんだと思うようになりました。
2012-04-28 Sat 01:26 | URL | かまきり #-[ 内容変更] | top↑
文章が…ほとほと上手!ですね。


くやしいです!


いろいろふたこさんから盗みたいばかりの僕です。


まだまだよろしくお願いします。
2012-11-02 Fri 15:00 | URL | ひろーた、あらため、にゃんたです #-[ 内容変更] | top↑
病気や、障害、あるいは、何か困った立場におかれたら
こういう言葉を、言う人は、いると、思います。
その立場にならなければ、わからないことは
あるでしょうけれど。

そういうときに
「ここからしか見えない風景」
は、確かに、あるだろうけど。

「ここからでは見えない風景」
も、さらに、多いだろうな。

と、想像してみるのも、いいのかなと
思っています。

そして、ふたこさんの、言っていることも
とても、すばらしいと、思いました。

「わかりました」と、かたづけられるのだと
なんだか、いやです。せめて
「わからないけど、わかりたい」
「わからないまでも、ちからになりたい、よりそいたい」
なら、救われるかも。

そうしてくれれば、いずれ
その時点では、その人には、見えてこなかった
「風景」に、きづけるときが
来るのかも、知れないなって、思います。
2012-11-03 Sat 02:17 | URL | あつこ #7Vwe54W6[ 内容変更] | top↑
おひさしぶりです。
お元気ですか。

コメントどうもありがとうございます。
どんどん盗んで下さい。
2012-11-03 Sat 08:43 | URL | ふたこわたる #-[ 内容変更] | top↑
あつこさん、

お久しぶりです。お元気ですか。
コメントありがとうございます。

> そうしてくれれば、いずれ
> その時点では、その人には、見えてこなかった
> 「風景」に、きづけるときが
> 来るのかも、知れないなって、思います。

そうですね。
僕も丁寧に寄り添っていったら、
そのときがくる、という希望は持っていたいです。
2012-11-03 Sat 08:46 | URL | 二子 渉 #-[ 内容変更] | top↑
かまきりさん、

コメントありがとうございます。
うちもお互いそうとう理解不能で、
なんというか、わかり合うというよりは
寄り添い合うとか、認め合うとか、協力し合う、
そんな感じの方が現実的だなあと思ったりします。
2012-11-03 Sat 08:49 | URL | 二子 渉 #-[ 内容変更] | top↑
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