風使いの小屋 ブログ版

風使いの小屋からあなたへ

ホームページ 風使いの小屋 個人セッション セミナー情報 受講者、お客様の声
セミナー、講演などのご依頼 おすすめ情報 未来生活体験情報 カウンセラー養成講座

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告
∧top | under∨

現代文明を支える神話の話(飢えたオオカミ)


 twitterで話しているうちに、こんな質問がありました。

「神話とは、発展しなければならない、より便利にならなければならない、という強迫観念のようなものと考えていいでしょうか。」

 これ、重要なテーマなので、ブログにも書いちゃいます。

 で答から言うと、そのとおり、僕が現代社会を支えている神話というのはこういうもののことです。

 発展しなければならない。消費が拡大しなきゃいけない。人口も増えなきゃいけない。これらは現代のシステムを支えている神話と言えると思う。

 今日は人口のことをちょっと書きます。

 ある土地の生態系で養えるある動物の個体数というのは限界があります。
 
 例えばある森にオオカミが300頭いたとします。それはおおざっぱに言えばえさとなる動物(鹿とか)の個体数で決まってくるし、鹿の個体数は植物生態系によって決まってくる。自然に。
 
 さてある年、異常気象かなにかで植物がうまく育たなくて、鹿の個体数が減ったとすると、
 
当然、オオカミも200頭とかに減ります。そんなふうにして、自然界ではその生態系で支えられる個体数というのは、まさに「自然に」決まってきます。(通常の異常気象の変動幅なら、増えたり減ったりしながらも全体としての調和は保たれる。)

 さてこの個体数の法則は人間にも当然当てはまります。ある土地の生態系で養える人口というのには限界があります。ただ人間の場合、増えちゃった人口を養うために、土地を広げ畑を広げてきて、今では地球上に広がっているわけです。
 


 どこかの時点で、「これ以上人の住む土地は広げられません」という地点に到達します。だから当然、人口のコントロールは持続可能性を考えたら絶対に必要。
 
 でも、それを言うと危険思想として排除されるような神話が現代人を支配しています。飢えている人を見殺しにするのか?とか。

 さてオオカミのたとえに戻って考えてみます。
 
 ある年に鹿が減って、オオカミも減った。そこでオオカミがかわいそうだから、とかって理由でよそから肉を大量に持ってきて喰わせたらどうなるでしょう。その分繁殖して400頭とかに一時的に増えたりします。
 
 だけれど持ち込んだ肉がなくなったとたん、そこには400頭の飢えたオオカミが取り残されるわけです。 

 アフリカでおこっていることはこういう事です。
 
 彼らは持続可能な狩猟採取生活をしてきたけれど、「発展」させなければ行けない、という文明人の病理によって、食料を持ち込んで、それゆえにそこで支えられないほどの人口にふくれあがってしまった。そして飢餓に苦しむ大量の人々が作られた。
 
 食糧がないことが問題だったのではないのです。
 その土地の生態系で養える以上に人間を増やしてしまったことが問題。
 



 400頭の飢えたオオカミは、その土地の鹿を以前にも増して食い尽くすことになります。そうなってくるともう、一気に調和は崩れていくわけです。
 
 ちょっと考えれば明らかだけれど、人間は既にそういう状態に突入しています。
 
 ある土地の生態系で養えないから別の土地に行って開墾する、ということをこの1万年続けてきました。それは同時に、生態系そのものを破壊しながら進んできました。

 オオカミの例で言うなら、単にその森では食料がないから隣の森に広がった、というのではなく、隣の森を切り開いて草地にして鹿を増やそうとした。でも鹿が生きるには森が必要だと言うことをわかっていなかった。
 
 そんな風にして、他の生き物が生きるチャンスを破壊しながら人類は人口を増やしていきました。それで生態系丸ごと総崩れになったわけです。
 


 
 じゃあどんな風にしたら、人類は生き残れるのか。
 
 まずは生態系の他の生き物と一緒に生きることを考えなくてはいけないわけです。上で見てきたように、ある一種類だけが増えると言うことは自然界の中では破壊的なことです。
 
 ネイティブアメリカンとか、インドのラダック地方とか、持続可能な社会システムを作ってきたところは、人口の抑制に関してかなり厳格なルールが存在していました。
 
 そういうことを考えるとこんな感じ。
 
 例えば日本に豊かな自然があって、それで支えられる人口はこのくらいです、というのはある程度計算可能です。江戸時代は食料、エネルギーとも100%自給していて3000万人くらいでした。実際には江戸周囲の山はマキが足りなくてはげ山になっていたとも聴くので、破綻しかけていてその数字。でも技術が発達した今だと破綻せずに3000万人ならいけるかも、とか。そういう計算が必要。
 
 そこに収束していくように、ちゃんとトップダウンの政策としても取り組み、同時にそれで幸福にやれるライフスタイルを草の根でも展開する、とかなら軟着陸可能なはずじゃないかなと思います。
 
 逆に言うと、現在の戦争は一件石油利権を争っているようでもありますが、それは増えすぎた人口を支えるための食料(を流通させるエネルギー)の争奪戦でもあります。
 
 増えすぎた人類が減る理由は、餓死でも戦争でも変わらないかもしれませんが、できれば自分たちで軟着陸するよう努力した方が痛みは少ないと僕は思うんですよね。
 
 こういったことをある程度理解して、話す人が増えたら、それも可能だと思います。

 それは大きくてやりがいのあるチャレンジじゃないでしょうか。
 


~~~~~~~~~~~~~~~~~~
風使いの小屋 今後の予定

10月16日17日 蓼科 ネイティブアメリカン合宿

9月18,19日 北海道 ネイティブアメリカン合宿

星々のささやきを聴き取るように(コーマワークセミナー)
・9月25日(土) 札幌 
・8月29日(日) 東京  
http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-225.html

7月末より6ヶ月連続講座「危機の時代を生き延びる 達人養成塾」with 鈴木博之
http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-219.html
スポンサーサイト
別窓 | 大地に生きる | コメント:0 | トラックバック:0
∧top | under∨
<<お薦め)森のアトリエ あらため 冒険するアラスカ | 風使いの小屋 ブログ版 | (えこひいき)ベートーヴェンの運命の名盤談義>>

この記事のコメント

∧top | under∨
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

∧top | under∨
| 風使いの小屋 ブログ版 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。