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二次プロセスとしての原爆、東京大空襲

みなさん、こんばんは。
ふたこです。

先日、天橋立にはじめて行ってきました。
天橋立自体も美しかったのですが、それ以上に丹後半島周辺での未来生活が興味深かったです。

飯尾醸造というお酢を作っている醸造所があるのですが、その醸造所と地元の連携のようなものがすごかった。ある限界集落1つで丸ごと有機無農薬米を作り、その高品質な米を高額で買って、それだけを原料にして高品質の米酢を作る、ということをやっていました。あまりにも味わいのある美味しいお酢だったので、その高価なお酢を買ってしまいました。

その有機無農薬米を作っている集落では、その醸造所やNPOが主催して、田植えや稲刈りなど米作りの農業体験イベントも行っています。さらには「笹葺き」という珍しい屋根の葺き方の伝統がある場所で、その屋根の再生なんかのイベントもあるそうです。

学生がそういったところに参加して、自然とのつながりを感じることを通して成長していく、というような話を案内してくれた方や、地元でそうした活動を展開している方のお話を聞く機会がありました。

その時に、若者たちがどれだけ人とつながれないか、どれだけ自分の主張を持てないか、どれだけ話し合いができないかなどといった話にもなって、僕はまた敗戦のトラウマのことを思いました。

で、敗戦や原爆のトラウマについて、僕らはもっと意識を向ける必要がある、とますます強く思ったので、以前DAYAさんたちとの対談のご報告として書いたことの、その先の話も書きます。
以前書いたのは、戦争について僕らが振り返ろうとしたとき、なんだか全否定するような極端な攻撃が怖くて話すのがためらわれる、ということ。

細かいことに丁寧に意識を向け、丁寧に話し合うのではなく、ちょっとしたひとことをきっかけに、十把一絡げに「お前みたいなやつが日本をだめにした」とか「この軍国主義者!」みたいに否定する、その否定のエネルギーは、民間人も兵士も関係なく全否定する原爆のエネルギーと同じではないか、ということでした。

その原爆エネルギーが怖くて僕らは戦争を総括できないでいる。
つまりその原爆のショック症状が、僕らにもいまだに遺っているということ。




ここから先はプロセスワーク的な話ですが、もう少しこの考えを進めてみます。

僕が見る限り、現代の日本の社会では、例えばこの人は戦争を始めるような危険な人なんじゃないか、とちょっとでも思われた人は、なんだかすごい勢いで攻撃される場面があり、逆に平和がいい、憲法9条は死守しなくては、といっている人がすごい勢いで攻撃される場面があり、なんだか戦争周辺では、「十把一絡げにすごい勢いで攻撃する」という現象がついて回ります。

それはつまり、プロセスワーク的に言うなら、二次プロセス化した原爆の暴発です。

僕らは自分の「内なる原爆」についてしっかりと意識して使うということができなくなっていて、スイッチが入ってしまったときにはなんとも攻撃的な形ででてきてしまう。

原爆が投下されて以来、そういうことが起こっていると見ることができます。

でも、それだけなのでしょうか。




これを書くのは僕にとって勇気のいることなのですが、原爆はもともと日本の集合意識にとっての二次プロセスだったのではないかと思うのです。

僕の知るかぎり日本の文化では、出る杭が打たれ、強力なリーダーは叩かれ、責任者は何かあると辞めさせられます(全否定されます)。それはたぶんもともとそうだった。

逆に、ばっさりと否定するエネルギーを、しっかり引き受けて使うようなメンタリティは、日本人の多数派にはないと思うのです。多くの人、多数派の集合意識はそれを引き受けない。

そして例えば東条英機は決して物事をしっかり吟味して決めて、ぐいぐいと引っ張っていくタイプのリーダーだったとは思えません。むしろ、そうなっちゃっているところの流れに逆らわずに集合意識の一番前に立っているだけという感じに見えます。僕の知るかぎり。

その結果、日本の政府は歯止めがきかないまま戦争を続けてしまった。

何が何でもNoと言う、というエネルギーがずっと抑圧されていました。
それが二次プロセスになっていた。

その二次プロセスは最終的に、原爆や東京大空襲という形で現実化してしまったのではないでしょうか。




そのようなわけで、僕らにとってはこの原爆的なものを、どうやって自分で引き受けて、自覚的に発揮していくかと言うことがものすごく大きな課題だと思うのです。

今年はもうちょっとこのテーマのことをやれるといいなと思っています。




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・ゴールデンウィーク
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「自分と人と地球とともに」
 ネイティブアメリカンの智慧+プロセス指向のグループワーク
 http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-177.html
 別ヴァージョン http://comfaci.com/25/20100320/
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この記事のコメント

なるほど。
僕もプロセスワークのグループプロセスを勉強中に無意識に爆弾を落とすことで知られていました。
意識的にはなかなかできなかった。
無意識だから人を傷つけるとげが強くなったりしてずいぶん反省しましたが、無意識だからいいじゃないかという思いもありました。
爆弾を使うときは細心の注意を払う、しかし落とすときには落とすべきだということをここ数日のグループプロセス参加経験でも感じています。
2010-03-14 Sun 01:17 | URL | かまきり #-[ 内容変更] | top↑
http://members.at.infoseek.co.jp/genpatsu_shinsai/

二次的プロセスの原爆。
原爆についての麻痺?経験を伴ったから起こる麻痺ってこういう所にも出ている気がします。
人の作り出すものはすべて深層心理の比喩です
経験して知らないふり?
知らないふりの下で育つトラウマ?

なんだか現実がよく見える話です


2010-03-14 Sun 11:13 | URL | スヤマンガ #-[ 内容変更] | top↑
ほんとうにそうですね。
細心の注意を払いつつ、適切に内なる原爆を使えるようになりたいと思います。
2010-03-16 Tue 23:46 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
いやー、ご紹介いただいたサイトもおもしろいですね。
人の創り出すものは全て深層心理の比喩です、というのはそうなのでしょうね。
心の構造をそのまま反映してしまう、というか。

あ、もしよかったら次回とかコメント投稿の「WEB SITE」の覧にブログのURLをぜひ載せてください。
2010-03-16 Tue 23:49 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
初めて書き込みます。宜しくお願いします。
プロセスワークはまったくわからないですが、なんだかいつも気になっている、まっきーです。

祖父は海軍省の技術者で「秋水」のロケット燃料を開発に携わっていたのですが、内心いち早く日本は負けると思っていたそうです。理系の人間だったから、余計にそう感じていたのでしょう。一方、祖母は教育勅語全盛教育を受けて、祖父の「日本は負けるよ」という発言を叱り、また、父親からアメリカ軍上陸に備えて自殺用の青酸カリも持たされていた純粋的軍国思想婦女でした。

3/10の東京大空襲では浅草にあった祖父母の新婚の家が焼けて、祖父が屋根に上って火を消そうとしているうちに離れ離れになりました。祖父は隅田川に一晩浸かっていて九死に一生を得ました。大学時代にラグビーをやっていて体力があったので、助かったのでしょう。祖母も都下大火災旋風の中を逃げ延びて、その8ヵ月後に私の母が生まれました。幸い、空襲後に祖父母は再会でき、また家庭を継続することができました。

つまり、現代に生きる私も密接に太平洋戦争の来歴を背負っているのだと感じます。

祖父とは戦時の話はあまりしなかったのですが、「なんでこのときこういう状況になったのか」というようにとか聞いたときに、「戦争だからね」という答えひとことでした。つまり、戦時下では、ありとあらゆる卑怯で不合理なことが起こる得るのであり、平和な時期にそれを論じても意味はない、ということを言っているように感じられました。

勝った側の論理が常に正であるのは事実で、米国は正を保つために常に軍事的に強大である必要があるといえます。戦争に敗けた国の正論よりも、戦勝国の極論のほうが「正しい」というのが、残念ながら現在でも国家間の論理であるように思います。

なお、余談ですが、東京大空襲や原爆投下は、米国が大戦後の優位性を獲得する戦略と、戦術威力のデータベース化が目的でした。ウラン型とプルトニウム型の2種類が使用され、空襲をせずに保存しておいた無傷の2都市(モデル都市)に投下されたのはそのためです。

戦争をする際に、次の戦争に備えてデータをとる、という米国の非常に論理的な戦略はアフガニスタンやイラクにおいても実施されています。
2010-03-24 Wed 02:58 | URL | まっきー #-[ 内容変更] | top↑
はじめまして。
貴重な分かち合い、ありがとうございました。

「現代に生きる私も密接に太平洋戦争の来歴を背負っているのだと感じます。 」

その通りだと思います。幸い、戦時中の悲劇的な話が比較的少ない家庭に育った僕でしたが、その分、太平洋戦争が自分にもこんなにも影響しているのだと感じられるようになるのにずいぶん時間がかかりました。

そして今でも、たくさんの人が気づかないまま、「戦争の来歴」を背負っているのだと思うのです。そのことに気づいて、手放していくことで、その空いた手に僕らが掴めるものもまた、大きいんじゃないかなと思って、こんな活動をしています。

今後ともよろしくお願いいたします。
2010-03-24 Wed 20:30 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
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