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(日記)なんでカウンセラーは揺さぶられないのですか?

「患者に対してカウンセリングを行う職業の人は、なぜ参らないのでしょうか? 」
「どうやって心の距離をとって診療しているか知りたいです。」

というお題を某所で頂きまして、興味深い話題だったので試みに答えてみました。

もっとも、以下は僕の場合、です。




さて、いろいろな答え方があると思いますが、僕の場合、次の2点が大きいと思います。

1. 自分の心の状態を冷静に見続けている(そういう能力がある)
 そういうふうな才能があるところで、さらにトレーニングを受けて、自分の感情、思考、身体感覚など、とくにその揺れを「常に」客観的にモニターし続けることができています。それらはモニターされた(観察された)事実なので、引きずられないというか、事実なんだからしょうがないという次元のものですね。事実。確かなもの。
 その上で、どういう関わりをしようかと、意図的に選択しています。事実を踏まえて「意識的に」選択していたら、それも引きずられないなにかです。これも確かなもの。
 そんなふうに、その場にある事実をわかっていて、自分が何をしようとしているのかをわかっていることは、不測の事態を少なくするのにも役立っていると思います。

2.揺れないような心をつくってきている
 たとえば自分が心に癒えていない傷を抱えていたりすると、一般にその周辺で感情が揺さぶられたり、1のモニター機能が弱ったりします。それは傷と呼べるものだったり、現実にそぐわない価値観だったり、まあ何かしら「自分を脅かすきっかけになりうる思いこみ」のようなものです。
 そういう思いこみをうんと減らしておく努力を常にしています。そういうトレーニングも相当受けてきたし。そしてその結果、たぶん人並みはずれてそういう思いこみは少ない状態、つまり揺さぶられにくい状態になっていると思います。



1について、もう少し書きます。
わかりやすいように単純化して、一例として怒りの感情の事だけとりだして書いてみます。

いろんな心理療法の理論で言われていることとして、人間の心の機能を、感情の中身としての怒りと、それを客観的に見ている部分(モニターしている部分)というふうに分けてみることができます。

そういう前提で、ある瞬間に後者が機能している度合いによって、または、ある人の後者の機能が発達している度合いによって、

・怒りに振り回されている
(思わず怒りに任せて行動して後悔する。モニターしていない。)

・怒りを押さえ込むことができる
(無理やり力づくで怒りの表現を抑え込む。多少モニターし始めている。)

・怒りを自覚できて行動を選択できる
(怒りを感じつつも、比較的影響されていない。強い感情は意識でモニターできる。)

・怒りと、自分の中の別の感情を自覚できて行動を選択できる
(自分の中の複数の部分を冷静にモニターできている)

・複数の感情を一かたまりの情報として自覚できて行動を選択できる

・感情以外も含むより広い内的状態を一かたまりの情報として自覚できて行動を選択できる

・自分の内側・外側含め、その時の状態を一かたまりの情報として内的に自覚・体験して、行動を選択できる
 ・
 ・
 ・

などなどといったスペクトラムが想定できます。




たぶん下の方までできる人はマニアックな人なので(笑)、多くの方は途中のどこかまでを体験的に知っていることになるんじゃないかと思います。体験したことのない人はそういう世界があることすらたぶん知りません。少なくとも僕はそうでした。

でも世の中に足が速い人がいるように僕はたまたまこういう才能を持っていたようで、そして10年前、20年前の僕自身と比べると明らかに進展があるので、後天的に(トレーニングによって)伸びる能力だともいえそうです。

つまり誰でもある程度は可能ということです。

最近は必要とされる方に僕自身、教えてもいますし、それでこうした意識の力(?)を伸ばしている人もいます。

複数の部分をモニターできる段階あたりからは、こころ全体が揺さぶられるとか、参ってしまうということは、原理的にほとんどなくなってきます。ゆれている部分、参っているのは全体の中の一部だ、と、自覚できるからです。

それは感じなくなることとは全く別の現象で、僕の場合はむしろ世界の豊かさをより繊細に感じられるようになっています。

これ、みんなが身につけるといいと思うんだけれどなぁ。

~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~

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・11月14日~23日 人類の故郷を訪ねる「アフリカ・タンザニア10日間の旅」
 http://www.geocities.jp/processworkwf/AfricaTour2009/
 
・10月17日(土) リアルコミュニケーション体験セミナー 都内
 講師/ファシリテーター ひろみずのりお&ふたこわたる
http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-141.html

・9月26日(金)  都内もしくは高尾
 人生のテーマを見つける ~死を味方につける実践的方法
 詳細近日発表
 参加者がみんな涙した、8/29関西でのワークショップを元にしています。

・9月25日(金) 廣水のりお氏とのトークライブ第2弾 都内
 ひろみずのりお&ふたこわたる
http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-140.html

・9月20~22日 ネイティブアメリカンのサバイバル講座@北海道
http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-130.html

・9月21日 札幌「隠れ家レストランでこっそり教わる、達人の引き寄せ術」 by華代
 詳細未定

・9月18日、19日 ふたかよリーディングセッション@札幌
http://tamaho.seesaa.net/article/125246708.html

・9月6日 プロセスワーク全般についての学会主催セミナー 東京
 http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-126.html
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この記事のコメント

面白い日記だなぁ。
私も自分の心を客観的にモニタできる訓練をしたほうがいいかもしれない。
たまに小さいことで弱ってしまうことがあるから。
2009-09-06 Sun 04:08 | URL | いぶき #-[ 内容変更] | top↑
>これ、みんなが身につけるといいと思うんだけれどなぁ。

ホントそう思います。
2009-09-06 Sun 11:33 | URL | ふゆふゆ #dc3e/xLk[ 内容変更] | top↑
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009-09-06 Sun 13:00 | | #[ 内容変更] | top↑
面白いテーマですね。
私は福祉の分野なので少し違うかもしれませんが
人のプライベートな話を聞くお仕事(カウンセリングも含む)を選ぶ人は、そういった行為からなんらかのエネルギーを得ているのだと感じます。

それが、感情の揺さぶりにだったりするのではないかしら。
揺さぶられすぎちゃうとプロとして仕事にならないけど、まったく揺さぶられなかったら、たぶん職業として選ばない・・・かな。
2009-09-07 Mon 22:36 | URL | とらねこ #-[ 内容変更] | top↑
いつもどうもです。
これ、実用的なワザなので、いつかお伝えしたいですね。
この15年くらいで「小さなことで弱ってしまう」というようなことは、僕はすごく少なくなりました。
20代半ばまではあらゆることで弱っていた、ってくらいだったんだけれどね(汗)。
2009-09-08 Tue 00:13 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
でしょでしょ。
2009-09-08 Tue 00:14 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
ご無沙汰しています。
そうなのかもしれませんね。

僕は元々は、強い感情が好きな人でした。
喜びとかだけでなく、強い悲しみとかも手応えがあって好きだった。
感情の起伏のない生活なんてものは、リアリティもなくなってしまいそうで恐ろしかったです。

でもそのころの僕は、そういう強い感情にしかリアリティを見いだせないところもあったように思います。

「感情を豊かに味わいながらも全体としての自分は揺さぶられないでいる道がある」と知った時は衝撃だったというか、拍子抜けだったというか・・・。まあ、僕はそんな道のりをたどってきたのでした。

人と接していて心が震えることが無くなったら、その時点で僕もこういう仕事はやらないんだろうな。
2009-09-08 Tue 00:21 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
この日記はヒットでした。
一昨日ふたこさんのお話をきいたときに、「少しの時間、自分の身体をスキャンする」というミニワークをやったのですが、それとこの日記がすごく結びつきました。

そうかぁ、これをずっとやっているのは大変だけど、できる時にやってみようと思い・・・今日一日、少しトライしてみました。これおもしろいですね。
自分の身体の緊張しているところがわかるので、力が抜けてリラックスできます。ストレスもたまりにくいみたい。

一日中、できるなら、病気にならいんじゃないかな~。
2009-09-08 Tue 23:07 | URL | 冨田@富士市 #Ohl5bwZ2[ 内容変更] | top↑
なんだか別の場所でもご紹介頂いたようで恐縮です。ありがとうございました!

そうなんですよ。あの話とつながるのです。
早速トライして頂いたんですね。しかも一日!
そんなふうに受け取って頂けたなら本望です。

これ、やっているうちに「揺れた時だけちゃんと拾える」というふうになってきます。(僕の場合、そうなってきました。)

質疑応答でも答えたように、感情、思考、感覚などもスキャンしてみるというのは、とってもおすすめなのです。
2009-09-08 Tue 23:11 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
ふたこさんのとらねこさんへのコメントについ反応してしまいました。

>僕は元々は、強い感情が好きな人でした。
>喜びとかだけでなく、強い悲しみとかも手応えがあって>好きだった。
>感情の起伏のない生活なんてものは、リアリティもなく>なってしまいそうで恐ろしかったです。

>でもそのころの僕は、そういう強い感情にしかリアリティ>を見いだせないところもあったように思います。

以前から、「あえて嵐を呼んでいるように見えるWW」とか見ていて
僕は不思議でしょうがなかったのだけど、

「その人にとってのリアリティ」

っていうことに最近思い至っています。
激しさ、強さにリアルを感じる人もいれば
静けさ、微細な感覚にリアルを感じる人もいるんだな、と。

>人と接していて心が震えることが無くなったら、その時点>で僕もこういう仕事はやらないんだろうな。

僕もそうだと思います。

シェアありがとうございます。
2009-09-09 Wed 17:02 | URL | ふゆふゆ #dc3e/xLk[ 内容変更] | top↑
うはは、、、
そうなのですよね。

その人にとってのリアリティということで理解できる部分はあるのですが、個人的にはそれにしても、もうちょっと「わざわざ嵐を呼ぶ」ことはしなくてもいい気もします。

なんだかWWを日本でやる時は激しい怒りか悲しみが登場しないといけないような雰囲気を感じちゃいます。そういうのがないと、深いワークと呼べない、みたいなへんな物差しというか・・・。
2009-09-09 Wed 22:15 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
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