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(日記)祖父の最期

今のところ年に1回ペースの、ごくごく個人的な日記です。

7月10日に祖父が亡くなりました。
僕の祖父なのでたいそうな歳でありまして、享年95歳。大往生です。今年のはじめの頃はまだ、自分で歩いてどこへでも出かけていて、また東京にも行きたいと言っちゃいそうなくらい元気でした。

僕は祖父のことをとても尊敬していたのですが、それは何よりもこれほど年齢を重ねているにもかかわらず、考え方が柔軟だったところ。こちらがしっかり話を聞いて、言うことを言っているかぎり、とても丁寧に聞いて感心したり、自分の考えを話したりしていました。そしていつもにこにこしていた。なかなかできないと思うんだよな。

祖母(まだ元気)ともとても仲が良くて、街中のお店などで、よく「お二人のようなおじいちゃん、おばあちゃんになりたい」と言われていたくらい、なんとも素敵なカップルでした。

今年の正月に会った時には、祖父はなかなか元気ではあったのですが、でも実は
祖父は自分がもう長くないことを知っていたと僕は思います。



物事を心静かに丁寧に考える人で、やたらと強がったり弱音を吐いたりすることとは無縁の人でした。でも今年の正月には、僕に何度か、「自分はもう長くないから、これからは君らがしっかりやってくれ」というようなことを言っていたように思います。言葉通りには思い出せないのですが、そんなふうに僕は受け取りました。

そんなとき、「いやいや、まだまだ大丈夫」とか「そんな弱気なこと言わないで」と返すこともできるわけですが、その時の僕はなんだか、「おじいちゃんはほんとうに時期が近づいていると思っているんだな」という思いを、一抹の寂しさと一緒に妙にリアルに感じました。

だからといって、うまい言葉が出てきたわけでもなく、ただ「わかった。」と答え、「まあ、俺、やる気満々だよ」と添えました。

その日は親戚がずいぶんと集合していたのですが、ふと気がつくと、腰を痛めていたおじいちゃんはみんなが輪になって座っている外側に、一人で(椅子の都合ですが)一段高い場所に座っていました。何となく話の輪に加われないような、ちょっと別次元にいるような、そんなふうに見えたのが印象的でした。

そしてこの日を境に、これまでそれほど親しく話していなかった、親戚の中の僕ら世代の人たちが話し込むほど仲良くなりました。

そんなこんなで、「ああ、一つの時代が終わろうとしているんだ」と静かに強烈に(うまくいえない)思ったのでした。




伝説の雨男であるもう一人の祖父とは対照的に、今書いているこの話の祖父は、面白いことに風にゆかりがあるようです。

僕は風使いの小屋ということでやっていますが、祖父の戒名は、浄土に吹く風、というような意味です。

浄土に吹く風はとても涼しく、どんなにものすごい灼熱の炎もたちまち冷ましてしまうといいます。それは人のこころの中の業火でも、たちどころに冷ましてしまうのです。

じいさんは風になって、人々の怒りを静め、心を醒ますのかな、と考えてみると、それはなかなか素敵なことだなと思いました。

その葬儀から帰った後、風つながりの友だちが遊びに来てくれたりもして、なんだかますます風を身近に感じています。

そういえば今日もずいぶん風が吹いていました。
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この記事のコメント


どこからやってきて どこへ行くのだろう・・・。
小学校の授業中、校庭で土ぼこりを巻き上げる風を眺めながら真剣に考えていたのを思い出しました。

風の繋がりは、風ある場所から 風のある場所へと導いてくれる。 それはそれは心地よくも流れゆくものなのかもしれないね。
お祖父さんは今、こうして人々の心にも風を送り、風そのものでもあるのだろうなと、日記を読んでいて感じました。

ふふん、たまには真面目にコメント。
2009-07-16 Thu 01:56 | URL | Coo #-[ 内容変更] | top↑
 まあ、二子さんとは、親子ほどは年ははなれていないけど、
おいっこぐらいの年齢なので、なくなられたお祖父さんは、僕にとっては父親の世代ということになりますね。実際、パートナーの母親は、90半ばを過ぎて健在です。

 ふたこさんに似た方だったように思います。僕の祖父は二人とも僕の生前に亡くなっているので、祖父にはあったことがありません。自分のお祖父さんという感覚はないのです。
 今、自分は孫がいるので、すでに祖父さんになりましたがね。

 孫には、自然や動物好きになって欲しい。また僕がこどものとき、科学博物館や科学技術館がとても好きだって野で、よく連れて行きます。これでは、こどもへの教育観はもっているから、これからの世界で生きる、逞しい子育てをしたいと思っています。
 ふたこさん、こどもころお祖父さんとどんな遊びをしましたか。旅行は一緒にいきましたか?
2009-07-16 Thu 03:33 | URL | tade #rNw6dfEs[ 内容変更] | top↑
二子さん、こんにちは。読んでいて、ほっと心が温まりました。^^
ご冥福をお祈りいたします(僕が祈るまでもなく、むろん、おじいさまは、とてもお幸せだと思いますが。^^)。

合掌
2009-07-16 Thu 09:01 | URL | 大野雅彦 #-[ 内容変更] | top↑
95歳、幸せに長生きされたんですね。
二子さんによく似たところのある、立派な方だったんだね。

亡くなった人にもう二度と会うことができないのは、
とても悲しくて寂しいんだけど、以前よりもっと
近くにいてくれる感じがすることもあって、
実際そうなんじゃないかな、と思います。

ステキなおじいちゃんのご冥福を、心からお祈り致します。
2009-07-16 Thu 13:54 | URL | 伊吹 #-[ 内容変更] | top↑
おお、かっこいいな。
どうもありがとう。

「風の繋がりは、風ある場所から 風のある場所へと導いてくれる。 」

なるほど。
そう思うとさ、遠く離れた土地とか、遠くにいる人との繋がりも違ったものに感じられてくるな。
2009-07-16 Thu 15:33 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
そっかあ。
tadeさん、おじいちゃんなんですね。

> こどもころお祖父さんとどんな遊びをしましたか。旅行は一緒にいきましたか?

言われてみると、僕もよく科学博物館に連れて行ってもらったし、祖父の一家の疎開先だった山奥にもよく連れて行ってもらいました。
あと印象的なのがですね、「くらがりの森」と呼ばれるところによく連れて行ってもらった。今年の正月にふと思い出して、30年ぶりくらいで訪れてみたらほんとうに「くらがりのもり」っていう場所だったので驚いたのですが、なんだか僕とじいさんのつながりを感じさせる響きだなと思います。
2009-07-16 Thu 15:37 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
ご無沙汰しています。
あたたかなコメント、ありがとうございました。

大野さんがご家族を送った時の瞑想の話はとても印象に残っていて、今でもよく思い出しますよ。
2009-07-16 Thu 16:16 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
どうもありがとう。
ここで皆さんにコメントいただくまでは、似ているところがあるという意識はなかったんだけれど、そうかもしれないなと思うようになりました。

そちらも、以前よりもっと近くにいてくれる感じがすることもあるんだね。
このことを聞けて嬉しいです。
2009-07-16 Thu 16:19 | URL | 風使いふたこ #-[ 内容変更] | top↑
素敵なお祖父さまだったのですね。
柔軟なこころでいたからこそ
長く生きることもできたのでしょう。
そして、時期を悟っていらっしゃったのも
おちついて物事とかかわり続けたと
いうことだったのだろうと思いました。

わたしも最近、伯母を亡くしたので
亡くなった人から、なにを受け継いで
生きていくのかという気持ちは
わかる感じがします。

よい風になっているんでしょうね。
ご冥福をお祈りいたします。
2009-07-16 Thu 17:09 | URL | よっし~ #HuBhO90w[ 内容変更] | top↑
博士のおじい様は、とても素敵な方だったのですね。
そして、ちゃんと受け継ぐべきものを託して逝かれた。
孫である博士の「俺やる気満々だから」という言葉は
何よりもおじい様にとって安心だったのだと思います。
「千の風になって」という歌がありますが、おじい様もきっと風になっていらして、おばあ様や博士をいつも見守っているんじゃないかな。
そんな素敵なおじい様に愛されたおばあ様はお幸せですね。ちょっと羨ましいかも・・・♪
2009-07-22 Wed 23:06 | URL | kuniko #mtZVGoSA[ 内容変更] | top↑
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