(ご報告)PW的対談#1の2 この列島の宝物 |
2010-03-07 Sun 22:34
プロセスワーク視点的対談#1 「ジブンの話。世界の話。」 ~ワールドワーク。日米関係&ジェンダー~ のご報告の続きなのです。 僕らが抱えている戦争トラウマの一つの影響としては、戦争をきちんと振り返れない状況を作っている。そこまで「その1」で書きました。 もう一つ僕がある時期感じたことはこんな事。 僕は20代になるまで海外に行ったことはなくて、22くらいの頃にはじめてインドに行ったのを皮切りに、その後はアメリカやヨーロッパに学会やプロセスワークのトレーニングなどで行く機会を重ねました。 海外に行くようになってはじめて、日本ってなんていいところなんだろう、ということを知ったのでした。 逆に、僕は大人たちから、メディアから、「日本はだめだめです」というメッセージを暗に受け取り続けていた自分に気づいたのでした。 それは、日本が如何に西洋と比べて劣っているか、アメリカがどれだけ豊かで、白人がどれだけかっこいいか、日本が如何に戦争で間違ったことをしてきたか、なんていうようなことを、まあ直接いわれたのではない気もするのですが、あきらかにそのように教えられてきた。 言い換えれば、「お前の先祖は、とても劣った人種だ」というようなことです。 そしてそれは僕の無意識の中に「おまえは劣った人種の子孫だ」という観念を植え込んだのだと思います。 僕は戦後の、とくに団塊の世代よりあとの人々がよく「最近の若い者は無気力だ」というようないわれかたをするのは、たぶん実際に無気力で、無力感を持っているからで、そこには上記のような観念が関係していると思っています。 それも僕らの集合的な戦争のトラウマ。僕が思うに。 でもちょっと、そこは今話したいことではないので話を戻して、僕は海外に行くようになって、日本列島に素晴らしい宝物がたくさんあることを疑いようもなく実感することができました。 この列島に生きた人々が培ってきた文化はほんとうに素敵なものがたくさんあるし、こんなに食べ物の美味しいところはなかなかないし、白人の女性の方がキレイだといわれてきたような気がするけれど僕は日本の女性が大好きです(あはは)。 そして、こうした宝物たちに気づいたとき、僕は何かもやが晴れたような感覚と同時に、それまで感じていなかった痛みを感じました。 それは、僕は自分の先祖に対して、意図的ではないにせよずいぶん不当に否定してきたんだなと、なんだか申し訳ないような気分になる、そんな痛みです。 こうやって書いてみて、あらためてこれってショック症状からの回復過程だよなとも思ったりします。つまり、感じることを保留にしていた痛みを、今(っていうかその当時)、感じていたのですね。 で、このことを話していて、似たような痛みをあるとき体験したのを思い出しました。 つづく ~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 風使いの小屋 今後の予定 ・ゴールデンウィーク ネイティブアメリカンワークショップ in 関西? ・3/20-22茨城 生きる力を呼び覚ます2泊3日 in 御前山【ちきゅぼー合宿】 「自分と人と地球とともに」 ネイティブアメリカンの智慧+プロセス指向のグループワーク http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-177.html 別ヴァージョン http://comfaci.com/25/20100320/ ・3月6日(土) 10時~16時 プロセス指向心理学的対談#1 「ジブンの話。世界の話。」 ワールドワーク、日米関係&ジェンダー DAYA、大串幹夫、ふたこわたる http://windshamanwf.blog34.fc2.com/blog-entry-180.html スポンサーサイト
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この記事のコメント |
ふたこさーん。
おつかれさまでした~。 続きがよみたいよー。 私はまだ書けない状態w DAYAさん、
お疲れさまでした~。 いやー、さすがでしたよ。はい。 その進化っぷりを拝見できて感動しました。 ありがとうございました。 |
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